アップル、生成AI活用で覇権復活なるか(辰野 博一 ショートエッセイ)

年始のメルマガで、2024年・ビジネスの注目キーワードとして「進化するAIの利活用」を取り上げました。年明け以降、AI向け半導体で8割の世界シェアを握るエヌビディアの株価の高騰が毎日のようにニュースになり、直近では時価総額でアルファベット(Google)を上回っている状態にあります。

 

一方、生成AIへの取り組みで出遅れ気味という評価を受けているのがアップルです。オープンAIと提携するマイクロソフトが業務ソフトにAIを使った支援機能を組み込んで収益化でも先行しており、今年1月に時価総額でアップルはマイクロソフトに逆転を許しました。

 

そんな中、2月28日のアップル株主総会において、ティム・クック最高経営責任者(CEO)は年内にも生成AIを活用した製品/サービスを投入することに言及しました。対話型AIは音声による操作に適しているため、従来のスマートフォンでユーザーインターフェース(UI)の中核を担ってきたディスプレーやタッチパネルの役割は低下し、モバイル端末の姿を一変する可能性も指摘されています。世界中に熱狂的なファンを持つアップルが、彼らの満足するような革新性のある製品/サービスを提供することができるのか、注目されます。

<参考>
日本経済新聞電子版 2024年3月18日「Apple、生成AI人材に年4500万円の基本給 強まる危機感」 詳しくはこちら →
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